ほぼはじめての雑記

立ち上げ当初は雑記もバンバン投稿するぞなんて意気込んでたんですが、開業して早1年弱・・。気分屋は死んでも治りませんね。enoです。

なんだか急に文章を書きたくなったこのタイミングを逃してはいかんということで、最近の店関係の話でもつらつら書いていこうと思います。

雑記その1 「2階について

開業当初から「そのうち使えるようにするんですよ〜いまは物置なんすけどね〜」とお客さんに言い続け、もはや出す出す詐欺状態になっていた2階が未完とはいえようやく動きはじめました。

ここまで時間がかかったのはひとえに私のマルチタスク能力の欠如が原因でして、駆け足で開店してしまった1階の事で、この1年、頭も体も完全に持っていかれていたように思います。

初めて会う人たち、音楽、お酒、つまみ、会話・・・なにもかもが足らぬ事、学ぶ事だらけ。外部的な要因がないとは言いませんが、1階のことで頭がパンクして2階のことに頭が向かわなかったというのが遅くなった最大の理由だと、今になって思います。

2階のことについてはこちらのページに一通りは書ききったつもりで、うまいことドライブするか不安はありますが、「とにかくいろんな事に使っていただく」事こそが完成までの近道と信じ、やっていこうと思います。かつて2階に「まずはやってみることです」と書かれた張り紙が貼ってあったことを思い出します。そうですよね、やっぱり。

この前、お得意さんがカウンターで一緒になったご新規さんに弊店がどんな店なのかを紹介してくれていました。(手前で紹介せんかいって感じですが)
具体的に書くといらぬ誤解を産みそうなので控えますが「〇〇には〇〇がなく、ここがその〇〇となる!」的な話で、なんだか聞いている私自身も「そうか!」と思いましたね。
よしじゃあ、やるか。まずは、手始めにな。

そんなこんなで、2階が完全に動きだしてはじめてsukimaが完成します。
今年こそ本当の意味で開店するぞと、そんな気持ちです。

雑記その2 「店でかけるレコードについて

話は変わって。
「店でかけるレコードはどうやって決めてるの?」とお尋ねいただくことがあります。

自分が好きな音楽であることは大前提としてあるんですが、その時いるお客さんの様子から、この人これ刺さるかなーみたいな、言葉は悪いですが、ある種バクチ感覚でかけることが結構あります。

それはお客さんに「合わせる」というよりかは「刺す」みたいな感覚でして、その人の好みを知らない状態であることが多いです。あと仮に「70年代のソウル・ファンクが好き」と自称していても「それだけじゃないですよね」と思ってます。
まあそうやって「知らなかったけどこれは好き」みたいなものを追って行くほうがお互い楽しいかなと思ってるのですが、器の大きいお客さんに恵まれてるからこそやれているんだと思います。
あとリピーターの方の場合、以前に聴いてもらったものは要望ない限り極力かけないようにしてます。できることなら毎度刺したい。

最近は実験モノが多い気がしますが、ジャンルレスであることは継続していきます。
「sukimaってレコードかけてるけど、行ってみないとどんなのかかってるのか分からない」
で、別にいいかなと思っている今日この頃でした。


雑記その3「アブサンについて」

「最近異様にアブサン推してるのなんで?」と聞かれたことはまだないので聞かれる前に答える章です。

正直いうと、悪魔の酒だとかゴッホがどうだとか、アブサン周辺の歴史や逸話は結構どうでもよかったりします。店が店だけに、そのあたりのイメージ戦略的なことでしょと誤解される可能性もありそうなんで一応・・・。

アブサン推しの理由はひとえに「音楽的な」お酒だからです。
もっというと「音楽によって完成する」お酒だと思っています。

これもうメタラーにしか通じない話なんですが、アブサンはメタリカの「…And Justice For All」みたいな味で、「…And Justice For All」がどんなアルバムかというと、(メンバーの嫌がらせで)ベースが鳴ってなくて、ドラムがカスカスで、しかも走ってて、でもギターフレーズは複雑怪奇で歌メロは超良いみたいな作品なんですね。アブサンがそれです。

このジャスティスに、骨太なベースが鳴って、キチンと拍にあったドラムが乗ったら、なんて素晴らしい作品になるんでしょう!と思わせるように、アブサンを飲んでいる時に低音が鳴ると「あ、完成した」という感覚が訪れます。
味覚も聴覚もあくまで空間構築の一部と考えている自分にとってこれは非常に面白い現象で、一つの試みとして推している次第です。



雑記その4「林田珈琲について」

先週から毎週日曜昼間に場所貸ししている「林田珈琲」。お時間あればぜひ寄ってみてください。
同じ空間でも、カウンターに立つ人間が変わるとここまで空気が変わるのかと驚きます。
西荻一と呼ばれた珈琲の旨さは元より、その雰囲気やhayashida君の選盤など、sukimaとは別の楽しみがあるはずです。


それでは。

この記事を書いた人

eno

sukimaの発起人。