Roots of sukima 「恵比寿エンジョイハウス」編

今回はワタクシenoがsukimaを作ったきっかけの1つ、恵比寿にあるイベントスペース「ENJOY↑HOUSE」(以下エンジョイハウス)について書きたいと思います。

エンジョイハウスは恵比寿駅西口から10分ほど歩いた雑居ビル2Fにあるイベントスペース。今年で開業25周年になります。僕はエンジョイハウスではこれまで7回、DJイベントを開催させていただきました。

このお店のすごいところは、まず、誰でも気軽にDJイベントが開けること。

DJイベントを開催しようとすると、ハコ代がかかるのが普通だと思います。が、このお店はハコ代やノルマの一切が存在しません。チケ代もとらず、音楽ジャンルの縛りもなく、友人たちを集めるだけで誰でも簡単にDJイベントが開けます。ターンテーブル、CDJなど機材も十分に揃っています。ミキサーにライン入力すればスマホ一台でDJができちゃいます。
実際、僕が開催したイベントは、自分も含めDJ経験のない人ばかりです。
いわゆるガチのDJからしたら聴けたもんじゃない内容かもしれませんが、綺麗に繋がなくてもよくて、ジャンルレスで、ただただ自分が好きな音楽をかける、というカジュアルなパーティーを、ちゃんとしたハコで開くのは、出来そうでなかなか出来ない貴重なことです。

次に空間。
百聞は一見に如かず、こんな感じです。

なんというか、このブレードランナー印の1000年後の場末のスナック感。ライブハウスともクラブとも違う、なんとも言えぬ謎空間、しかしそれはカジュアルに音楽を楽しむだけに作られた空間でもあります。

そして人。
マスターのGoさんは見た目も中身もノリノリですが、非常に紳士でクレバーなお方でもあります。このビジネスモデルで25年も続けていられるのは、Goさんじゃないと難しかっただろうことは安易に想像できます。

エンジョイハウスでは、ワタシと同じようにDJでも演奏者でもない「ただの音楽好き」が、夜な夜な好きな曲をプレイしています。枠が空けばレギュラーでイベント開催することも可能です。ご興味がある方はぜひ一度行ってみてください。

DJイベントの醍醐味は、当日のプレイもあるのですが、当日を迎えるまでの選曲期間がなにより楽しいものです。「何をかけようか」と考えることは「自分の好きなものはなんなのか」を考えることと同義です。普段いろいろな音楽を聴いている人こそ、いざイベントでかけるとなると「どうしよう?」と迷うもの。かける曲を決めていく過程で、新しい音楽と出会うこともしばしば。選曲期間こそが本番であると感じます。

普通の人の、普段の生活の中に「選曲」というタスクが加わることで、音楽を聴く機会、音楽と出会う機会が生まれます。これこそが価値であると思うのです。そして、それを実現させてくれるエンジョイハウスという空間の意義を、多少形は違ってしまうけど、sukimaでも創りたいと思うのでした。

enjoyhouse.jugem.jp

この記事を書いた人

eno

sukimaの発起人。